【直近の履歴】
前回は、2012年までの商品価格指数を計算する前準備として、1800年から2012年7月までの、ドルの実質価値を再計算しました。
今回は、IMFのデータを使って、2012年までのエネルギー価格指数を取得する方法を検討します。
このエネルギー価格指数は、全体の商品価格指数のサブセットとして利用します。
1.IMFの商品価格データ
一方、IMFの以下のサイトには、直近の2ヶ月と4四半期ならびに過去3年間の年平均の商品価格が載っています。
従って、2012年の商品価格は、この、IMFデータの月次と四半期のデータから計算して取得することにします。
2.原油価格の取得
1859年から2011年までは、これまでの、EIAの原油価格データ(WTI価格)を使用します。
3.天然ガス価格の取得
1922年から2011年までは、これまでの、EIAの天然ガス価格データを使用します。
4.ウラン価格の対象外
このIMFデータは、これまで対象としてきたウランの価格が載っていません。
従って、今回のエネルギー価格指数を求める際には、ウランを対象外とします。
5.石炭価格の対象外
従って、今回のエネルギー価格指数を求める際には、ウランと同様に石炭も対象外とします。
6.重み付けの見直し
各商品の重要度に基づいて、各年毎の重み付けを以下のように、決定しました。
1860年~1929年・・・原油(100%)
1930年~1999年・・・原油(95%)、天然ガス(5%)
2000年~2012年・・・原油(90%)、天然ガス(10%)
1860年~1929年・・・原油(100%)
1930年~1999年・・・原油(95%)、天然ガス(5%)
2000年~2012年・・・原油(90%)、天然ガス(10%)
7.エネルギー価格指数の計算
1901年のエネルギー価格指数の初期値を100とします。
1902年以降は、上記の加重前年同月比を前年のエネルギー価格指数を乗じた値を、当年のエネルギー価格指数として、2012年まで求めていきます。
8.エネルギー価格指数(実質)の推移
上記で求めたエネルギー価格指数(実質)の推移をグラフ化すると以下のとおりです。
1901年のエネルギー価格指数の初期値を100とします。
1902年以降は、上記の加重前年同月比を前年のエネルギー価格指数を乗じた値を、当年のエネルギー価格指数として、2012年まで求めていきます。
8.エネルギー価格指数(実質)の推移
上記で求めたエネルギー価格指数(実質)の推移をグラフ化すると以下のとおりです。
9.データ保存先
今回、作成したエネルギー価格指数(実質)のデータは、SkyDriveに保存しておきました。
ユーザーID: yada7215の公開フォルダにある、 energy_idx_toDatex.xls を参照してください。
次回は、2012年までの農産物の実質価格指数を求めてみようと思います。
今回、作成したエネルギー価格指数(実質)のデータは、SkyDriveに保存しておきました。
ユーザーID: yada7215の公開フォルダにある、 energy_idx_toDatex.xls を参照してください。
次回は、2012年までの農産物の実質価格指数を求めてみようと思います。