2012/7 世界の大豆需給 在庫率 21.2% ↓

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2012年7月報告)によると、期末在庫率が、前月より0.9%減の21.2%となりました。


供給量:267.16(+13.3%)
消費量:263.15(+3.8%)
需給バランス:△4.01
在庫量:55.66(+6.0%)
在庫率:21.2%(+0.5ポイント)

単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変更点】
生産量は、米国で高温乾燥の影響から下方修正。

【需給】
生産量は、世界全体では増加するものの、主産国の米国でコーンベルトの高温乾燥により前月予測から大幅に(87.2百万トン→83.0百万トン:▲4.8%)下方修正。米国の減産に加え、中国の輸入需要の増加等により、米国の期末在庫率は4.2%と、前年度(5.4%)を下回り歴史的低水準。

【価格】
2012年1月以降も引き続き、南米産の減産見通しや米国作付意向面積の伸び悩み、中国等の輸入需要から値を上げ一時15ドル/buまで達したが、5月中旬以降、米国で平年を上回ペースでの作付けの進展や、その後の初期生育期の良好な天候から値を下げた。6月以降、米国では例年より早い進捗となっているが高温乾燥から、現在は16ドル/bu前半で推移。