マレーシアのレアアース精製工場の建設が反対運動により頓挫

イメージ 1

Market Placeから、マレーシアで建設中のレアアースプラントが、住民の反対で操業出来ない状態に陥っているというニュースです。


・オーストラリアのライナスという会社が、マレーシアでレアアースの精製工場を建設しました。

・世界のレアアース金属の精製の95%を占める中国が、輸出方針を頻繁に変更するからです。

・しかし、多くのマレーシア人は、この工場建設に反対です。

・新工場の近くの住民7万人が住むクアンタンという町では、4千人が抗議に押しかけました。

レアアースの精製では、低レベルの放射性廃棄物が排出されます。

・反対派議員のFuziah Salleh氏は、「この企業は、100%がオーストラリア資本で、350名の雇用が創出されただけだ。リスクに比べて、利益が小さ過ぎる。」と述べています。

・マレーシア国民は、このことを良く覚えています。

・中国以外で、最後にレアアースの精製工場が建設されたのは、やはり、マレーシアでした。

・この工場は、20年前に閉鎖され、汚染物質の除去に、1億ドルが費やされました。

・研究者によると、白血病と出生異常が急増しました。

・しかし、ライナスのCEOは、新しい工場は、以前よりも安全であると述べています。