2012/4 世界の小麦需給 在庫率 30.0% ↓

米農務省が発表した世界の小麦需給報告(2012年4月報告)によると、期末在庫率は、前月報告より0.6%減の30.0%となりました。



供給量:694.32(+6.6%)
消費量:686.76(+4.9%)
期末在庫量:206.27(+3.8%)
期末在庫率:30.0%(-0.3ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの主な変更点】
消費量は、中国の食用需要等の増加から上方修正。

【需給】
生産量は、米国で春小麦の作付面積の減少等から減産となるものの、旧ソ連諸国で前年度の干ばつによる減産から回復、インド、豪州等で史上最高となり、世界全体でも史上最高の見込み。一方、消費量は中国で、とうもろこしの代替需要として増加するものの、世界全体では生産量が消費量を上回る見込み。期末在庫率は依然、高水準。

【価格】
2012年1月当初、世界的に在庫が豊富な中、米国産の輸出需要の低迷等により値を下げたものの、現在6ドル半ばで推移。