枯渇に向かう世界の農地

農地ファンドの Colvin & Co.が、枯渇する世界の農地について記事を書いています。


・USDAによると、世界の食糧需要の伸びは、供給量の伸びを上回っています。

・専門家によると、今後、50年間の需要増を賄うために必要な食糧の量は、過去、1万年間に増産した量に匹敵します。

穀物だけではなく、農地も不足しています。

・米国では、都市化や土壌浸食、過剰使用で、1分間に2エーカーの農地が失われています。

・人口の増加と都市化で、世界の農地は、2050年までに、現在の半分に減ると見られています。

・米国農地の土壌浸食による被害は、年間376億ドルに上り、世界では、4000億ドルの被害額になると見積もられています。

アイスランドでは、19世紀に開拓された農地のうち、40%を土壌浸食で失ってしまった。

・過去100年間に土壌浸食を食い止めるための様々な努力を行ったにも関わらず、アイスランドは、食糧の多くを輸入に依存している。

・米国では、1992年から1997年の都市化による農地の減少面積は、メリーランド州の面積に匹敵する。

・狭い農地面積で集中して耕作を行うと、干ばつや洪水、病害虫の被害、土壌の劣化などのリスクが高まる。