京都新聞から、
草津市の男性が、発電機を回す時に生じる磁石の抵抗をほぼゼロに軽減させる仕組みを発明したというニュースです。
●引用開始
同市平井５丁目、平松敬司さん（７２）の連式発電機。永久磁石を用いた発電機は磁石を円盤に並べて相対させ、軸を回転させることで電気を発生させる。しかし、磁石同士が引き合う力が働くため、回転が重くなることが「宿命」だった。
平松さんは、４台以上の発電機を１本の軸でつなげ、各台の磁石の位置を軸から見て均等な角度でずらすことで、磁石が引き合う力を相殺させることを発案。モデルを試作したところ、発電機を増やすにつれ回転が軽くなることを確認した。国際特許を出願し、現在審査中だ。
（
京都大学の）中村准教授がコンピューターで解析したところ、発電機を８台並べると磁力の抵抗がほぼゼロになることが分かった。このほど
茨城県つくば市で開かれた春季低温工学・
超電導学会で発表した。
●引用終了
平松さんの発明した発電機の特徴をまとめると以下のようになります。（ギズモードジャパン参照）
１．電気波形がぶれない
その結果、発電機に制御装置が不要になる
２．発熱ロスが少ない
その結果、発電機に排熱装置が不要になる
３．低回転でも電気が取り出しやすい
その結果、微風地域の
風力発電の発電機として利用できる
４．異常振動や騒音等が少ない
その結果、騒音を極力避けたいような場所や場面でも利用できる
ハイブリッドカーや電気自動車の発電機をはじめ
風力発電機などへの導入も期待され、すでに企業からの引き合いもあり、今後、本格的な発電機を試作し、応用を検討するとのことです。
