上の二番目のグラフは、米国の過去の景気後退で、雇用者数が減少を始めた月を起点にして、何ヶ月目に何%の雇用が失われているかを表したグラフです。
今回の景気後退では、雇用者数の減少開始から、2011年2月時点で、38ヶ月目に入っており、約5.4%の雇用が失われています。
グラフからは、雇用者数が景気後退前の水準を回復するまでには、これまでの景気後退よりも長い期間を要することが、読み取れます。
グラフからは、雇用者数が景気後退前の水準を回復するまでには、これまでの景気後退よりも長い期間を要することが、読み取れます。
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今回の雇用統計では、労働力率が低下しない中で、失業率が下がった点が評価されます。
また、長期失業者数、パートタイム労働者数が減少したのも良い点です。
しかし、平均週間労働時間が変らず、時給単価も殆ど変化が無かったのは、あまり、評価できませんでした。
全体的には、雇用については、小さく局所的な改善ですが、良い方向に進み始めていると感じさせるレポートでした。
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今回のレポートは、建設労働者数が増加していたのが注目されます。
これは、集合住宅の建設が回復していることが、素直に反映されたのだと思います。
これは、集合住宅の建設が回復していることが、素直に反映されたのだと思います。