2010/10/2週 米・失業保険週間申請件数 45.2万件

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米・労働省が発表した2010年10月第2週の米国の新規失業保険申請件数は、前週から2.3万件減少して、45.2万件となりました。
2週間ぶりの減少です。

新規申請件数の四週移動平均は、前週よりも4250件減少して、45万8000件となりました。
上のグラフは、米国の失業保険週間申請者数(四週移動平均)の2000年から現在までの推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims: Moving Sideways

グラフの点線は、現在の申請件数を左(過去)へ伸ばしたもので、現在の失業保険の申請件数の水準が、依然として、前回の景気後退における最悪期の水準であることが分かります。

昨年末から、45万件前後の水準がほぼ維持されて来ました。

今後、米国の雇用が本格的な回復基調に転じるためには、失業保険の新規申請者数が、40万件以下まで低下することが必要になります。

現在の横這いのトレンドを見ると、その時期は2011年以降となると思われます。

米国の雇用環境は、さらなる悪化は無いものの、現在の悪い状況がしばらくの間、続くと予想しています。