グラフの点線は、現在の申請件数を横(過去)に伸ばしたもので、現在の失業保険の申請件数の水準が、依然として、前回の景気後退における最悪期の水準であることが分かります。
昨年末から、45万件前後の水準がほぼ維持されて来ました。
今後、米国の雇用が本格的な回復基調に転じるためには、失業保険の新規申請者数が、40万件以下まで低下することが必要になります。
現在のトレンドを見ると、その時期は2011年以降となると思われます。
また、総雇用者数が景気後退前の水準に戻るのは、2013年に入ってからになると予想されます。