Market Place が、中国における月餅の闇市場について伝えています。
・中国では、仲秋(日本の秋分の日)に、月餅というお菓子を贈る習慣があります。
・月餅を贈るという事は、取引先に対して、尊敬を示すという意味があり、悪い意味では、賄賂という事に直結します。
・多くの場合は、月餅の実物を贈るのでは無く、菓子会社が発行する月餅の引換券を買って、取引先に贈ります。
・大量の月餅の引換券が流通している結果、それを現金化するための闇市場も存在しています。
・この時期に、役人の元には、業者から大量の月餅の引換券が贈られてきます。彼らは、それを闇市場で売って、現金化しています。
・役人から月餅の引換券を買って、闇市場で売る闇の取引人もいます。
・月餅の引換券は、仲秋が過ぎると有効期限切れで、無効となるので、彼らは、必死に現金化を図ります。
・有効期限切れ間際の引換券の価値は、下がるので、現物の月餅と交換する以外に方法は無くなります。
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上の写真は、ハーゲンダッツが出している月餅のアイスのようです。