2010/6 景気ウォッチャー調査 現状判断DI 47.5

内閣府が発表した2010年6月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが、前月よりも0.2ポイント低下して、47.5となりました。
2ヶ月連続の低下です。

先行き判断DIは、前月よりも0.4ポイント低下して、48.3となりました。

基調判断については、「景気は厳しいながらも、持ち直しの動きがみられる」として、先月の見通しを維持しました。

現状判断DI: 47.5(-0.2)
先行き判断DI: 48.3(-0.4)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・現状判断に関しては、小売関連、サービス関連、非製造業、雇用のDIが、前月よりも上昇しています。

・先行き判断に関しては、飲食関連、非製造業、雇用のDIが、前月よりも上昇しています。

・現状判断の飲食関連と製造業の落ち込みが激しいのは、急速な株安と円高の影響だと思います。

・先行き判断の家計動向、小売関連、サービス関連の指数が低下しているのは、エコポイントや高速無料化などの景気対策の終了を懸念しているものと考えられます。

・企業は、先行き判断について、比較的に楽観的に考えているようです。

・住宅関連に関しては、先行きを非常に悲観的に考えているようです。

●現状判断DI 47.5 -0.2
家計動向関連 46.2 0.0
小売関連 46.8 0.2
飲食関連 40.7 -2.6
サービス関連 47.1 0.5
住宅関連 43.6 -0.8

企業動向関連 47.3 -1.8
製造業 48.4 -4.2
非製造業 46.6 0.3
雇用関連 56.3 1.5

●先行き判断DI 48.3 -0.4
家計動向関連 47.8 -0.8
小売関連 47.8 -0.7
飲食関連 46.7 3.2
サービス関連 49.4 -1.4
住宅関連 42.6 -2.1

企業動向関連 47.4 0.3
製造業 47.9 0.0
非製造業 47 0.7
雇用関連 53.6 0.5

注)右端は前月比