燃料別のエネルギー密度の比較

財団法人ベンチャーエンタープライズセンターのレポートに、燃料別のエネルギー密度の比較が載っていました。


【燃料別のエネルギー密度】
ガソリン 12,000
リチウム・イオン電池 100
ニッケル水素電池 70
鉛蓄電池 35
高圧水素 165
●以下は研究段階
リチウム・イオウ電池 1,000
リチウム空気電池 5,000

単位:ワット時/キログラム

電気自動車のエネルギー源として期待されているリチウム・イオン電池でも、ガソリンと比べると、現段階では、2桁小さいエネルギー密度です。
リチウム・イオン電池のエネルギー密度の低さが、現象面に表れているのが、電気自動車の航続距離の短さです。

ガソリンの燃料としての優れた点は、以下のようなものです。
1.少ない重量で大きなエネルギー量を発生する
2.液体で運搬が容易
3.価格が安い

このうち、原油の需給逼迫で、3番目の価格が安いという利点は、失われつつありますが、他の点でガソリンに勝る燃料は、まだ、見つかっていないと言えます。