2010/5/17のイールドカーブ(米国債)

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イールドカーブの形状】
金利低下で中長期側が下にシフトしていますが、全体的な順イールドの形状に変化は見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.15%
10Y:3.46%
Spread:3.31(前月比:-0.30)
前月よりも長期金利が低下して、イールドスプレッドが縮小しました。
2ヶ月ぶりのイールドスプレッドの縮小です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

ただし、2009年の3月から続いていた、金融緩和による株価反騰局面は、4Qが経過して終了し、上昇余地は少ないと思います。

イールドスプレッドは、縮小したものの、3.31と依然、大きいことから、1年以内に景気が失速する可能性は無いと思います。

今後の予測としては、2010年6月以降も、現在の調整局面が続くと予想していますが、低成長で景気回復が続くために、その調整幅は小さいと予想しています。

【予測の履歴】
・2008/3/18にイールドカーブのスティープ化(ノーズダイブ)を観測
・2009年1Q-2Q(3月から5月)が景気の底(スティープ化の5四半期後)
・2009年2Q-3Q(6月から8月)に株価反騰(同上6四半期後)
・2010年1Q-2Q(3月から5月)が株価反騰局面の終了(同上9四半期後)
・2010年2Q-3Q(6月以降)に軽い調整局面入り。(スティープ化の10四半期後)

【投資の履歴】
・2009/3/18に株式購入
・2010/3/18に株式の一部を売却・・・株価指数を売却(ロングカバー)

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3月18日の株式の一部売却は、ピンポイントでは有りませんでしたが、ほぼ、正解だったと思っています。