2010/4/4週 米・失業保険週間申請件数 44.8万件

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2010年4月第4週の米国の新規失業保険申請件数は、前週から1.1万件減少して、44.8万件となりました。
2週連続の減少です。

新規申請件数の四週移動平均は、前週よりも1,500件増えて、46万2500件となりました。
上のグラフは、米国の失業保険週間申請者数(四週移動平均)の1971年から現在までの推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims at 448,000

点線は、現在の申請件数を左横(過去)に伸ばしたもので、過去の景気後退期と比較して、現在の失業保険の申請件数が依然、高い状態にあることが分かります。

米国政府の景気対策の多くは、今年の後半から期限切れとなるため、今後は、地方政府職員の解雇が増加してくるものと、考えられます。

米国の総雇用者数が減少から増加に転じるためには、失業保険の新規申請者数が、40万件以下まで低下することが必要になります。

これまでの減少ペースから予測すると、今後、総雇用者数が底を打つのは、2010年3Qと予想されます。

さらに、その後、景気後退前の総雇用者数に戻るのは、2012年末から2013年前半と予測されます。

通常、FRBは、インフレ圧力が無い場合、総雇用者数の回復を待って、政策金利の引き上げを再開します。