CR氏がブログで、「今回の景気後退は、クレジットと住宅のバブルが弾けたことが原因であって、FEDの金利の引き上げによって、引き起こされたものでは無い。」と述べています。
私は、CR氏の考えとは少し異なり、FEDの金利引上げが、クレジットと住宅のバブルを弾けさせる一つの契機になったと考えています。
2004年から始まったFEDの金利引上げは、2006年半ばまで続き、その結果、短期債の金利も上昇しました。
一方で、利上げによるインフレ抑制の効果で、長期債の金利は、抑えられ、短期債の金利が長期債の金利を上回る逆イールドが発生しました。
一方で、利上げによるインフレ抑制の効果で、長期債の金利は、抑えられ、短期債の金利が長期債の金利を上回る逆イールドが発生しました。
これが、上の図の左側のイールドカーブの姿で、既に、この時点で、翌年の景気後退入りが、強く示唆されています。
金融緩和が長期間、継続している現在も、今後、バブルが発生する可能性が高く、その崩壊の契機は、やはり、FEDの金利引上げだと思っています。
そして、その兆候は、事前にイールドカーブに表れると予測しています。