ISO 2009/10年度の砂糖需給に対する見解

国際砂糖機関(ISO)のエコノミストであるレオナルド・ロッカ氏へのブルームバーグのインタビューです。


・2009/10年度の世界の砂糖の供給不足は、840万トンを上回るだろう。

・翌2010/11年度に世界の砂糖供給不足は解消されるだろう。

・2009/10年度のインドの砂糖輸入量は、前年実績を3%上回る410万トンに達するだろう。

・2009/10年度のインドの砂糖消費量は、前年実績を3%上回る2300万トンに達するだろう。

・2009/10年度のブラジルの砂糖輸出量は、前年実績を6.6%上回る2610万トンに達するだろう。

・2009/10年度のタイの砂糖輸出量は、前年実績を0.9%上回る580万トンに達するだろう。

・2009/10年度のEUの砂糖輸入量は、前年実績を1.5%上回る450万トンに達するだろう。

・2009/10年度の米国の砂糖輸入量は、前年実績を0.1%上回る250万トンに達するだろう。

・年間250万トンの砂糖を生産してその半分を輸出している南アフリカだが、サトウキビの栽培に適した土地の不足や水不足のために、生産量の拡大余地は限られている。

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砂糖の輸出余力のある国は、ブラジル一カ国のみになってきました。
もし、今後、景気が拡大して、エタノールの価格が上がると、砂糖に回せる量が減ってしまうことが懸念されます。