インド政府が粗糖の輸入関税免税措置の延長を決定したというニュースです。
・インド最大のサトウキビ生産地であるウッタル・プラデッシュ州の2/3が、干ばつに見舞われています。
・同州の砂糖生産高は、昨年の11%減となる見込みです。
・その一方で、第二位の生産地であるマハラシュトラ州の生産高予想は、昨年の15%増となる見込みです。
・インドは、国内生産高の急減を受けて、粗糖や白糖の輸入拡大、輸入税の減免、国内価格の値上げなど、様々な対策を行っています。
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急速な需給のタイト化によって、粗糖の国際価格が、28年来の高値をつける可能性が出て来たと、今朝のブルームバーグが伝えていました。
その中で、2009/10年度にインドが400万トンの粗糖を輸入する必要があるとの観測が出ていました。