2009年6月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表されました。
中古住宅販売戸数は前月比3.6%増加し年率489万戸となりました。市場予想の484万戸を上回り、3カ月連続で増加しました。
上の最初のグラフは、中古住宅販売の推移です。
拡大図は、以下のリンク(CR氏のブログ)を開いて、最初のグラフをクリックしてください。
Existing Home Sales increase in June
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Existing Home Sales increase in June
中古住宅販売は、底から離れて、上昇トレンドに入りかけているように、見えます。
ただし、全米リアルター協会(NAR)の発表では、中古住宅販売の3分の1は、差し押さえ物件の販売等で、本来の中古住宅の取引は、まだ、少ないようです。
ただし、全米リアルター協会(NAR)の発表では、中古住宅販売の3分の1は、差し押さえ物件の販売等で、本来の中古住宅の取引は、まだ、少ないようです。
6月の中古住宅在庫は、2008年、2007年の同月の在庫を下回って、2006年とほぼ同じ水準にまで、落ちてきました。
注)2005年の中古住宅在庫は、右肩上がりで、毎月、伸びています。CR氏によると、これは、住宅市場のピークを示しているそうです。
注)2005年の中古住宅在庫は、右肩上がりで、毎月、伸びています。CR氏によると、これは、住宅市場のピークを示しているそうです。
住宅在庫は、現在の販売ペースで9.4カ月分と前月の9.8カ月から縮小したものの、依然として過去の平均である6カ月を上回っています。
6カ月まで、落ちるには、あと、半年強の時間がかかると思われます。
6カ月まで、落ちるには、あと、半年強の時間がかかると思われます。
差し押さえ物件の増加による「影の在庫」が存在するものの、このように、前年比で在庫が減少している傾向は、住宅市場にとっては、良い兆候です。