2009年 風力エネルギー・バロメータ

フランスの再生可能エネルギー観測所(Observ'ER)が作成した「2009年風力エネルギー・バロメータ(EU)」を、NEDOが翻訳して公開しています。


主な内容は、2008年の世界の風力発電の概況、EU主要国の状況、風力発電の欧州における経済的な側面、主要タービンメーカーの動向などです。

2008年の世界の風力発電総設備容量:120,823.5MW
米国:+59.4%、8,358 MW
中国:+90.7%、6,300 MW

北米市場は拡大傾向にあるものの、今年は金融危機の影響でプロジェクトの一部に資金調達面で遅れが生じる可能性がある。

中国市場は非常に有望で、近い将来、風力発電における主導的な市場になる可能性がある。

EU の洋上風力総設備容量は1,463.6MWに達した。
2008年に稼動した洋上ウィンドファームは以下のとおり。
オランダ:Princess Amalia(120MW)
英国:Lynn (81MW)およびInner Dowsing(81MW)、
ベルギー:Thornton Bank 第1 期(30MW)
フィンランド:Kemi Ajos 第1 期および第2 期(24MW)

主要タービンメーカー
デンマーク;Vestas
米国: GE Energy
スペイン: Gamesa
ドイツ: Enercon
インド: Suzlon