アジア太平洋地域のLNGの現状と将来予想

JOGMECの調査部が、アジア太平洋地域のLNGの現状と将来予想についてレポートにまとめて、公表しています。


比較的に簡潔にまとめられ、内容的にも良いレポートになっています。

【要点】
1.金融危機の影響
 大手の開発事業者は、建設コストの低下を好機ととらえて、積極的に開発を推進する構えである。
 中小の事業者は、資金調達に苦しんでいて、開発が遅れる可能性が高い。

2.米国の状況
 炭層ガスやシェールガスなどの非在来ガスの開発が進んでいて、中・長期的に自給は可能と考えられる。

3.インド・中国の状況
 国内のガス田開発や近隣諸国からのパイプラインによる輸入を積極的に進めていて、LNG輸入が急増する懸念は少ない。

4.豪州沖合いLNGの状況
 液化基地の決定により遅延が解消される見込みである。