インドの砂糖生産 先月予想を120万トン下回る1800万トンの見込み

インドの砂糖精製協会の S.L.Jain 氏は、「今年度のインドの砂糖生産は、1800万トンの見込みになる。」と、ブルームバーグのインタビューに答えました。

これは、先月の予測である1920万トンを、120万トンも下回る数値で、主要生産地における収量の低下が原因です。

インドの生産量の低下によって、2008/09年度の世界の砂糖需給は、580万トンの供給不足に陥る見込みです。

これは、三週間前の数値よりも、9%の悪化です。

今週、インドの農務大臣の Sharad Pawar 氏は、同国の国内需要を賄うために、粗糖の輸入関税を免除すると述べました。

インド最大の砂糖生産地である Uttar Pradesh 州では、「農民が収量を上げるために、 Priponil という農薬を使用したが、逆に、サトウキビに含まれる糖分を下げる結果になった。」と、Jain 氏は述べました。