2008/12/10のイールドカーブ

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イールドカーブの形】
中長期側がフラットで、短期側が深く落ち込んでいる Nose dive の形は、変わっていません。
これは、株安期の典型的な形で、株価が反騰するためには、イールドカーブの直線化が観測される必要があります。

金利の水準】
前回に比べて、特に中長期側の金利低下が著しく、10年債は、3%を切って、2.67%を付けています。
現在の米政府に対して、今後、10年間、金利3%未満で資金を貸し付けるというのは、明らかに、異常で、国債のバブルが発生していると言って差し支えないと思います。
CR氏も言及していましたが、TARPで米政府が銀行に資本注入した資金は、殆どが米国債の購入に回っていると考えられます。

【景気の底と株価反騰時期の予測】
前回と変わらず以下のとおりです。
・2008/3/18にイールドカーブのスティープ化を観測
・2009年1Qが景気の底(5四半期後)
・2009年2Qに株価反騰(6四半期後)