2008年9月18日 米国債券スプレッド

2008年9月18日 米国債券スプレッド

T-Bond 30Year 4.21%(-0.26)
T-Bill 3Month 0.07%(-1.76)
Spread 4.14%(1.50)
括弧内は前回との差異

【スプレッドの遷移】
2008.3.27 3.1
2008.4.15 3.29
2008.5.15 2.74
2008.6.16 2.81
2008.7.14 3.27
2008.8.15 2.64
2008.9.18 4.14

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他市場から債券市場への質への逃避が見られ、全体的に、金利が低下している。
特に、金融機関の破綻リスクの高まりから、短期金融市場が機能を停止しており、短期国債に資金が流れ込んでいる。
その結果、短期金利がゼロに近づき、イールドカーブが短期側で折れ曲がった形でスティープ化している。

長期金利の低下はインフレ圧力の低下と景気の悪化を示している。
短期金利の低下は、金融機関の信用力の低下を示している。
スプレッドの拡大は、金融市場の混乱を示している。