逆イールドの発生と景気後退の関連

「投資をまじめに考える」より
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1137/log07.html

ニューヨーク連銀の研究者のArturo Estrella らは、逆イールドの発生と景気後退の関連について、以下のように述べています。

Arturo Estrellaの論文(1996年)
http://www.newyorkfed.org/research/current_issues/ci2-7.pdf


1.景気先行指標2種、ニューヨーク証券取引所指数変化と比較して、1年後の景気後退を高い信頼性で予測できたのは、イールド曲線の逆転のみであった。

2.30種類のさまざまな指標を調べた結果、イールド曲線の90日平均が最も信頼性が高かった。

3.1960年以降について調べると、6回の不況の前には、イールド曲線の逆転が必ず出現していた。 (ただし、1967年にイールド曲線の逆転が起こったが、このときは経済の減速だけで、景気後退には至らなかった)