ブラジルからETBEの輸入が始まります。

ブラジルからETBE(バイオエタノールと石油ガスの合成化合物)の輸入が始まります。

丸紅は、ブラジルの大手石油化学メーカーであるコペスル(Copesul)社から、ETBE6,500klを調達し、日本の石油元売各社の共同事業組織であるバイオマス燃料供給有限責任事業組合(JBSL)向けに供給することになりました。その第一弾が4月23日にも新日本石油精製の根岸精油所に到着します。

これまで、欧州産ETBEを調達していましたが、ブラジル産ETBEはそれよりも2-3割安くなります。

日本の石油業界は、京都議定書に基づく日本政府のCO2削減計画に従って、2010年から年間84万klのバイオETBEをガソリンに7%混合する計画で、このバイオETBEの大半を、当面海外からの輸入で賄う予定です。今回輸入されるブラジル製バイオETBEの品質や経済性が確認されれば、2009年度以降、JBSL向けに長期契約ベースでの安定的な供給が可能になります。