2007年10月 保有国別米国債残高

2007年10月 保有国別米国債残高
残高(前月比)
日本 5,918 (+1.7%)
中国 3,881 (-2.2%)
英国 2,965 (+11.5%)
OPEC 1,303 (+3.7%)
ブラジル 1,128 (+3.1%)
その他 7,900 (+2.5%)
合計 23,095 (+2.7%)
M2 73,959
M2占有率 31.2%(前月より0.5ポイント増)

単位:億ドル
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日本は、郵貯の外債売りが9月に終了し、増加に転じている。主な買い手は、年金資金や個人の外債投資か。
中国は、今年の最低水準まで残高を減らしている。人民元の切り上げ速度を速めている中国にとって、米国債への投資は元本割れだ。他の金融商品に資金をシフトしていると考えられる。
英国が大幅に残高を増やしているが、大半は英系金融機関を経由したオイルマネーだろう。原油の高騰に伴って産油国に大量に流出したドルの一部が米国債投資として米国へ還流しているのだろうが、今後、利下げからドル安が進むと、これらの国でも中国と同様に米国債投資を見直さなければならない。