2007年9月末 保有先別国債残高

日銀の資金循環表から計算した保有先別の国債残高です。
「若き知」のホームページからコピーさせて頂きました。↓
http://fp.st23.arena.ne.jp/keio.htm


2007年9月末の国債残高と、そして全体に占めるシェア、2007年6月末比(億円)

合計 、673兆5093億円、100.0%、11兆5213億円増

郵便貯金、148兆3510億円、22.0%、4兆4456億円増
民間預金取扱機関、95兆2490億円、14.1%、5兆4461億円減
民間の保険年金、90兆7051億円、13.5%、9889億円増
公的年金、68兆4574億円、10.3%、2兆1871億円増
日本銀行、65兆7599億円、9.8%、7153億円減
簡易保険、62兆0844億円、9.2%、1兆1454億円増
海外、44兆3215億円、6.6%、5兆9076億円増
家計、35兆3674億円、5.3%、1兆8135億円増
投信など金融仲介機関、22兆7068億円、3.4%、8638億円増
財政融資資金、20兆0571億円、3.0%、8819億円減
その他、18兆1753億円、2.7%、1兆1254億円増

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郵便貯金、簡易保険は、民営化に伴って保有株式を売却し国債を購入したために、大幅増加になっている。
民間預金取扱機関すなわち銀行は、長期金利の上昇による債券評価損のリスクを減らすために、国債の売却を継続している。
債券評価損のリスクが無い民間の保険・年金、公的年金は相変わらず国債を買い続けている。
海外からの国債保有が増えているのは、ドル売り円買いで得た資金の一部を日本国債で運用しているのだと考えられる。
次回発表では、民営化したゆうちょ銀行がどの程度、国債保有を減らすかが注目される。